01.発酵技術の応⽤とこれから
乳酸菌生成エキス製法技術の応用
「乳酸菌生成エキス」の製法である高効率・高密度発酵技術を応用することで様々な素材が生まれてきます。大豆発酵食物繊維や花粉発酵エキスは、その一つです。
「乳酸菌生成エキス」は、大豆から豆乳を搾って、つまりオカラ成分(食物繊維)を除いた成分を発酵させます。大豆発酵食物繊維は、食物繊維を含んだ状態で発酵させて作ります。乳酸菌発酵を受けた食物繊維は、様々な化学物質を吸着する特性が表れます。この吸着特性は、発酵度合いが増せば増すほど吸着能力も高くなります。単種の乳酸菌よりも、複数株の乳酸菌で発酵させた方がより吸着能が発揮されます。つまり、大豆発酵食物繊維の強い吸着能力は、16株乳酸菌による高効率の発酵システムがあったからこそ、得られる機能です。体内の不要物の排泄促進や再吸収抑制のパートナーとなる素材です。
同様に豆乳・乳酸菌の発酵にハチ花粉を組み合わせたのが、花粉発酵エキスです。ハチ花粉(ビーポーレン)は、優れた栄養特性を持っており、パーフェクトフードとも呼ばれています。ミツバチの栄養になるばかりでなく、女王蜂を育てるロイヤルゼリーの原料でもあり、タンパク質、アミノ酸、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれています。しかし、花粉の殻は非常に固く強固です。16株乳酸菌による高効率の発酵システムと特殊製法を組み合わせることで、効率よく花粉の能力を引き出すことができます。花粉本来の能力を引き出された花粉発酵エキスは、現代社会のストレスに打ち勝つための抗酸化力を持った素材です。
ストレスや過度な運動で発生する活性酸素は、体内の細胞を酸化させ、細胞の正常な働きを失わせ、老化や病気を引き起こす原因となります。肌荒れやシミ・シワなどのほか、ガン・動脈硬化・糖尿病・老人性痴呆・白内障といった病気の引き金にもなるといわれています。花粉発酵エキスは、体内の酸化防止システムに働きかけ、カラダのさびを改善し、さびを防ぐ能力を高める素材です。